バルザック像と彫刻通り

皆様は弊社近くの本町通りに設置されている『バルザック像』をご存じですか?

なぜ『バルザック像』が久留米の本町通りにあるのか?

 

戦後間もない頃、本町には夜あかりがありませんでした。

通りに街灯をつけようと地域の人々が立ち上がったそうです。

昭和から平成にかけて『三本松・本町通り明るいまちづくり推進協議会』がつくられ

久留米の街が徐々に整備されていく中、三本松・本町通りを彫刻像のある美しい

景観の道路にしようとの計画が発案され、三本松公園西側の中央分離帯に木内克作の

ブロンズ像『豊饒』が建てられました。

 

その数年後、本町通り4丁目、中央分離帯に『バルザック像』が建てられたとの事です。

バルザック像は、彫刻家ロダンの代表作で、世界中でも数体しか創られていない作品だそうです。

『彫刻のある美しい街並みを作りたい』と願いこの像が創られたとの事です。

建立までは、数々の困難を乗り越え構想から12年もの歳月を経て2006年に本町通りの

中央分離帯に完成しました。

久留米の街並みに溶け込み、久留米の彫刻通りの顔となりました。

 

『地域の宝物を大切にし、誇りにしよう!』

 

荘島校区には、バルザック像の他、たくさんの宝物があります。

それは物であり、人であり、そしてそれらが創ってきた歴史そのものです。

見慣れた風景を、宝物を見るように見ることで新しい発見があるかもしれません。

 

三本松・本町地域の宝物をいくつかご紹介します。

 

《三本松公園》

 

 昔は市営の無料動物園『三本松動物園』だったそうです。

 千羽のクジャクの繁殖で『日本一の孔雀園』として有名だった

 とのことです。

 1969年に閉鎖後、東櫛原町中央公園に移転して、今の久留米市

 鳥類センターになりました。

 

《つきほし歴史館》 

 

 大正15年に建てられた『迎賓館』の趣をそのまま残し、これまで

 受け継がれてきた所蔵品や歴史資料など展示されています。

 

《青木繁旧居》

 

 久留米市出身荘島小学校の卒業生で洋画家として有名な

 青木繁が上京する17歳まで過ごした家が残されており、

 見学することができます。

 

《荘島公園》

 

荘島公園内には、久留米市荘島町に生まれた昭和時代の鋳金家

「豊田勝秋」の胸像が設置されています。

 

周辺地域には様々な知らなかった宝物が存在しています。

一度、周辺を散策がてら宝探しをしてみてはいかがでしょうか?